こうやってとりあえず元気で
ライブ会場に足を運べるのっていつまでだろうと
漠然と、でも結構頻繁に考えるんだよね。
自分の健康ももちろんだけど
家族の健康やら状況やらで
自分の大げさに言えば人生が変わってくるってのは
紛れもない事実で
天涯孤独ならば問題なかろうけど。
10日も神奈川県民ホールの噴水から続くレンガ色の階段のぼりながら
いつまでこうして。。。って思った。
ツアートラック見て
「きゃぁ〜〜」って駆け寄るぽんぽんちゃんや、おぐちゃんの
いかにも若いキラキラ感は眩しいもんがある。
年齢を重ねていいこともあるけど
たとえば、舎弟が動いてくれるとこ(笑)
でもあのキラキラ感がだんだんゴールドから黄土色に変色してきたかな。
そんな思いもありつつの神奈川階段の途中。
チケをもぎってもらうと
そこには顔は覚えてないけど
きっと市原にもフォーラムにもいただろうメンツがひしめいて。
同じ人間が移動してる不思議。
席を探して座る。
あきことオカンに挟まれて
これも同じシチュエーションで
気楽で気負いも飾りもいらない空間がセットされる。
前方にRIEちゃん発見。
たぼが花道突端に来れば充分襲える好位置をキープしてる。
スモークがかかったような場内の客電が落ちて
ポ〜〜ンという飛行機のアナウンスが始まる合図。
受けねらいのアナウンスのあと
飛行機が離陸するときの轟音が好き。
ほんとに飛び立ってる気がする。
ステージは封印解除のときのような大仰なセットでなくて
真ん中の人間だけを際立たせるセットで好感がもてる。
途中曲略。
BRIGADEが終わって
あれほどヘドバンしまくった同じ人間とは思えない
奇跡の声量でのミーティア。
ミーティアが割りといいじゃんになったのは
東京4日。「割りと好き」になるまでに時間がかかる。
最初聞いたときは
今までの曲を混ぜてこねて割った曲としか思えなかったけど
これがこの圧倒的な声量で別物になってる。ように思える。
BOARDINGのときにも同じことを感じる。
動きのある速い曲のあとにあれだけ聞かせるのは
並みのノドチンコではあるまい。
ちょっと喉の奥を見せてよ。
どんな風に常人と違うのか。
たとえオムネのヒモはほどかなくても
してやったりの西川貴教が見える。
これがいいんだろう。
この声にやられてるんだろう。と。
ご本人さま誰よりもそれをよく知ってるんだよね。
MCは自分の中では消化できてるんだけど
細部で書けるほどは覚えてない。
以前に比べて優しくなったか?>貴教
整理できなかった押入れを
やっと使いやすいように整理できたあとの心境なのか
このツアーのたぼちゃんはいいひと。
MOMOやら、みわみわちゃんやらがいるほうへ貴教走る。
おう、そっちへ行っていいぞ。
娘や孫の幸せのために自分を犠牲にする祖母のキブン。
前のお席の見知らぬふたりが見事な運動神経で
ヘドバン&飛びまくり。
小気味いい。ヘドバンをやってる若い子を見るのが好き。
アミノ系ほど棒を昇れなくてもいいけど
あのぐらい運動神経があればシェイキンも楽しいのに。
ちょっと前のほうの
キャミ姿の体格のいい女の子が目の端に何度も入る。
一人参加らしく
それでも身体中で自己主張をする。
きっと、この子もこの空間で初めて自分を出せてるんじゃないかな。
客電が落ちたら自分が変われる。
だから何度も何度もここに来る。
ここに来て確かめたいことがある。
それを確かめたら又さっきまでの自分に戻っても生きてられる。
勝手に詩人になっておかげさまで気も散りました。
私はそれほど情緒に凹凸があるわけではないし
感動することもしょっちゅうではない。
つまんないやつだ。
でもINVOKEの「それ以外のなにかを知らないから〜〜」のとこでは
内緒でいつも涙ぐむ。
なんかわからないけどグッとくる。
だからこの曲悪いけど
最初からしっかり歌ってほしいんだよね。
今回のライブでの注文はそれだけ。
あっ、ヒーキャパのアレンジはカンベンしてあげる。
イヤカンに行けなかったひともいっぱいいるだろうから
イヤカンで聴いたからもういいよってのは
我侭だよね。
西川貴教に出会ってから
20回目のLIVE REVOLUTION神奈川。
ここに限らずいつでもそうだけど
どの曲も手抜きのない「見せつける声」で
堪能させてくれる貴教に
やっぱありがとう。だな。